2018年10月25日

11月10日(土)社会にとって給食ってなんだろう?ワークショップ@パタゴニア

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ワークショップ 社会にとって給食ってなんだろう
   講師:出羽考行さん (龍谷大学文学部准教授)
 私達のほとんどが食べたことのある学校給食。「給食」という営みは、子どもと親と学校だけのものではなく、提供する市町村や生産者、納税者としての市民のものでもあります。みんなで話し合ってみましょう!韓国・ソウル市では学校給食の無償化がはじまっています。韓国の食と教育事情についての報告も踏まえて、日本の学校給食について、いまいちど考えてみたいと思います。 
■会 場:パタゴニア3Fイベントルーム      
■日 時:2018 年11月10日(土) 13:30〜16:30
■主 催:NPO法人使い捨て時代を考える会
■共 催: 総合地球科学研究所FEASTプロジェクト
      「食と農の未来会議・京都」を作る会
■問合・申込み:TEL 075-361-0222 FAX 075-361-0251
        email : info@tukaisutejidai.com
   ※事前申し込み歓迎・でも飛び込みもOK
■参加費:500円  
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2018年09月21日

脱原発カフェ:10月14日原発の現実と生活を問うー北海道地震に学んで

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 コーディネーター:槌田劭    
 ゲストスピーカー:松久寛( 縮小社会研究会理事長・京大名誉教授)


  参加費無料 

 日本はどうなってしまったのでしょうか。自然災害は次々と襲っています。集中豪雨、台風、そして大地震。全国各地に洪水、土砂崩れ…。南から北まで、大きな災害が起こり、被災者の皆さんの苦難が思いやられます。

 追い打ちをかけるように、台風・豪雨のあとに大地震が他起動を襲い大規模な山崩れが広域に発生し、、多くの生命が奪われました。心痛い事です。その上、北海道全域がすべての電源が喪失するブラックアウト″が発生しました。電力の供給が失われる事態は日常性だけでなく、原発の大事故を誘発しかねないなど、社会的経済的大問題なのです。事実、泊原発停止中にもかかわらず、発熱し続ける使用済み核燃料を冷却できないと大変だと今回も大慌てでした!

 何故こんなことになるのでしょうか?

 利潤追求至上、金主主義経済の故です。問われているのは利潤追求至上の金主主義社会の故です。「おおきいことはいいことだ」と巨大設備に依存する社会と生活を足元から考え直す必要があります。
 今回はゲストスピーカとして松久寛さん(縮小社会研究会理事長京大名誉教授)をお招きし、話題提供をいただきます。

■会 場:パタゴニア京都 3F イベントルーム       
■日 時:2018 年10月14日(日) 13:30〜15:30
■主 催:NPO法人使い捨て時代を考える会
     安全農産供給センター
■共 催:日本有機農業研究会
■問合・申込み:TEL 075-361-0222 FAX 075-361-0251
        email : info@tukaisutejidai.com
※事前申し込み歓迎・でも飛び込みもOK・お子さん連れ歓迎
■参加費:無料

松久寛
1947年大阪府生まれ。工学博士。京都大学名誉教授。1970年京都大学工学部卒業。72年米国ジョージア工科大学工学部卒業、76年京都大学工学部研究科大学院博士課程単位取得退学。同年より京都大学で機械工学、とくに振動工学の研究に従事。2012年3月京都大学を定年退職。また、1973年より京都大学安全センターを設立し、公害や労働災害の支援活動に従事。2008年に縮小社会研究会を設立。編著に『振動工学の基礎』(森北出版)『縮小社会への道』(日刊工業新聞社)、『衰退する現代社会の危機』(日刊工業新聞社)『楽しい縮小社会』(ちくま新書)がある。


【報告】脱原発カフェ「原発の現実と生活を問う」
 瀧川恵子
縮小社会研究をされている松久寛先生のご講演をお聞きしました。槌田先生からは電力をめぐる最近の話題が示されました。ご講演のあと、意見交換が行われました。

年々進化(?)する便利な家製品に囲まれ、蛇口からは随時きれいな水が出、電気・ガスも何不自由なく使えている私たちの日常ですが、この夏近畿地方を襲った大地震・大雨・巨大台風は実際にはこれらライフラインがとても脆弱なことを見せつけました。

被害を受けた方々は大変なご不自由を体験されました。停電で困ったことなどの具体例を聞かせてもらい、当たり前と思っている生活を見直すヒントを頂きました。

また北海道胆振地方の大地震では北海道全域が停電して復旧に長い時間を要しましたが、これが私たちの暮らすエリアで起こったらどうなるのでしょうか?なぜこういう事態が起こったのか?以下先生のお話を中心に感想等を交えて・・・

元凶は企業の利益が上がればいい、という企業のもうけ第一主義にある、ということ。停電リスクを回避するためはエリアを分ければいいが、大きな発電所で一括発電し、広域に配電するほうが企業にとって効率よく利益が上がるのでそうはしてこなかった。
電気は需要供給が一致しなければならず、保存が難しい。バッテリーで蓄電するよりも小型発電機で発電するほうが安い。自家発電装置を持っている企業や病院などある。北海道でも今回それで助かった企業がある。

また天変地異には地震・台風・火山噴火のほかに太陽風の問題がある。太陽風はとても強い電磁波を放出し電気機器をコントロール不能にしてしまう。今この社会で起これば大変なことになる。2012年にはあわや1週間違いでニアミスがあったとは!これは知らない人が多かったです。知らせてこなかったのか?

またしても人間がコントロールできない恐るべき自然現象!人間の手に負えない原発の存在を絶対許してはダメだと思いました。

科学技術の進歩と言ってもできないこともある。量的な成長ではなく人やものを大切にする縮小社会を目指そう。広告会社の浪費PRに載せられないようにしよう。

自立、そして助け合いで安心・安全の暮らしができる。これは家族や地域だけでなく外国との関係も同じ。国内でも、またアジア地域でも電力の融通をしあえるようにならないか?

停電を経験した方からは、「冷凍庫に保冷剤常備が役に立った。/ 太陽光発電のランタンが役に立った。/給水タンクにレバーがない(ボタンだけの)トイレは使えなかった。/ 自家発電で情報(携帯・電話・テレビ)を確保できた。」など貴重なお話がありました。

意見交換では、エネルギーの地産地消、送配電システム、送配電の自由化を、ゴミ焼却の熱を利用した発電、家庭で出来る発電、など様々な視点から意見や疑問が出され、自分に何ができるか、今後どういう運動をしていけばいいのか・・、話は尽きませんでした。
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2018年09月14日

11月18日(日)オーガニック大収穫感謝祭@百万遍知恩寺

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【確定】収穫感謝祭チラシ裏.jpg

収穫の秋です!京都近辺の有機野菜・有機米・果物の生産者・加工業者・お店が 百萬遍知恩寺境内に大集合!作り手が生産物・食べ物をアピールします♪ おいしい料理・プチ手づくり市もあるよ♪
 ※お得な農産福袋あり!(限定100セット500円)
 ※食器ご持参ください/食器デポジットで貸し出します(100円)
 ※子どもお休みどころあります!人形劇も!(知恩寺茶室)
■会 場:百萬遍知恩寺(京都市左京区田中門前町103)      
■日 時:2018年11月18日(日) 11 :0 0〜1 5:0 0
■協 賛:日本有機農業研究会/ 市民環境研究所
■後 援: 京都府/ 京都市/京都新聞/エフエム京都/KBS京都
■問 合:TEL 075-361-0222 FAX 075-361-0251
     email : info@tukaisutejidai.com 
■■■■■■■■■■■■■子どもお休みどころ■■■■■■■■■■■■
知恩寺茶室に授乳(ミルク用のお湯)・おむつかえ・休憩スペースを用意!
■人形劇(ひみちゃたい)

■■■■■■■■■■■■■出店予定有機生産者・加工業者■■■■■■■■■■■■ 

■この指とまれ農場 http://www.tukaisutejidai.com/%E3%81%93%E3%81%AE%E6%8C%87%E3%81%A8%E3%81%BE%E3%82%8C%E8%BE%B2%E5%A0%B4.html
■西歩  有機生産者 
 https://www.facebook.com/ayumi.nishi.54?fref=ts
■奈良県月ヶ瀬地区有機生産者
■京都府南丹地区有機生産者
■奈良県御所地区有機生産者
■出店;小畠完(米粉・米粉製品・合鴨加工品)、尾崎零(有機農業なんでも相談コーナー)、この指農場(野菜・農産加工品
■京都市・壇進 有機生産者
■島根県・影山製油所 http://kageyama-abura.com/
■島根県・木次乳業 http://www.kisuki-milk.co.jp/
■長野県・さんさんファーム http://sunsunfarm2.sakura.ne.jp/ 
■和歌山県熊野灘・芦浜産直出荷組合
http://www.anzennousan.com/backnumber/centerevent/2008/5.17asihama/mainpage.html
■和歌山県・まるとも海産
■京都長岡京市 あらいぶきっちん
  http://www.alive-kitchen.com/
■愛媛有機農産組合
  http://www.ehime-yuuki.sakura.ne.jp/
■フェアトレード・プレスオルタナティブ
  http://www.p-alt.co.jp/asante/
■彩生舎 http://www.saiseisha.co.jp/
■奈良県 醤油 井上本店
  ・http://www.s-shoyu.com/inoue/
■大阪府枚方 天然酵母パン
Pan de Pa Pa  http://www.anzennousan.com/products/pan/item.html
■京都市・有機焙煎 玉屋珈琲 http://www.tamaya-coffee.co.jp/
■蔵元・城陽酒造 http://joyo-shuzo.co.jp/ 
■浅川亭 http://kyotoyurusanpo.net/%E5%92%8C%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%81%E3%80%82/yururi-54/
■月ヶ瀬健康茶園 http://www.tukicha.com/
■ドライリバー https://www.facebook.com/pages/%E3%83%89%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%AA%E3%83%90%E3%83%BC/333959363376814
■みかん山
■五右衛門マルシェhttps://www.facebook.com/events/597020933807970/
■桜井食品 http://www.sakuraifoods.com/
■すみれや http://sumireya.org/
■きっちんハリーナ http://kitchen-halina.net/
■五右衛門マルシェ

■出店;五右衛門マルシェ、井尻由香(みとき屋 天然酵母パン・焼き菓子)、人見桂子(出汁とおにぎり)、枚方ブロック・西川(蒸しパン・雑貨)、高木淳子(手作りショール等)、野崎暁美(ケークサレ)、金原真紀子(ベトナム料理)、脱原発委員会(保養キャンプ)、京都YWCAイエニック(マーマレード・菓子など)、自ビールクラブ、アジェンダ・プロジェクト(本・菊芋)、きっちんハリーナ(おばんざい)、すみれ屋(乾物・雑貨)、川瀬理央(楽焼き)、鳴海良(楽器)、農薬ゼミ
     
■ステージ;小林エリ、菅野みくに、てんてん(三浦智子)、ラテン太鼓チーム、堺(人形劇ひみちゃたい)、カイル・ヴィンセント・・・・・・・・・他(随時公表していきます)
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10月27日(土)わたしを支える社会を作るー新潟の経験に学ぶ 佐々木寛(市民連合@新潟)講演会

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10月27日(土)14:00~ みやこめっせ 

わたしを支える社会を作るー新潟の経験に学ぶ

佐々木寛さん(市民連合@新潟共同代表 新潟国際情報大学教授) 講演会 


2018年6月10日の新潟知事選は脱原発候補が大接戦。

2016年10月新潟知事選では、原発再稼働反対の知事が当選。

2016年7月参院選(一人区)も脱原発候補(市民+野党共闘の候補)が当選。

その当選に重要な役割を果たしたのが2015年12月に結成された市民連合@新潟です。

市民運動が直接選挙に関与して、ときには既存の政党とやりとりしながら候補者を押し出すということは、近年それ程一般的ではありませんでした。

選挙は政党の領域、個別の政策について要求するのは市民運動という一定の線引きがなされていたのです。

しかしそこに大きな変化をもたらすきっかけとなったのが、2015年の安全保障関連法案への反対運動でした。

直接話を伺いましょう。 


■会 場:みやこめっせ地下一階大会議室(100名規模)       
■日 時:2018年10月27日(土)14:00〜16:30
■主 催:市民連合ユナイトきょうと
■共 催:市民環境研究所
     自由と平和のための京大有志の会
     アジェンダ・プロジェクト
     Peace flagプロジェクト
使い捨て時代を考える会
■連絡先:〒606-8227 京都市左京区田中里ノ前21
     石川ビル305 市民環境研究所内  080-6180-9641(吉永)    
■参加費:1000円(院生含む学生、障がい者、生活困窮者無料)

プロフィール
1966年香川県生まれ。新潟国際情報大学国際学部教授(政
治学・平和学)。日本平和学会理事。「市民連合@新潟」お
よび「新潟に新しいリーダーを誕生させる会」共同代表とし
て、2016年参議院選挙および新潟県知事選挙で野党統一候
補の擁立に貢献。一般社団法人「おらって にいがた市民エ
ネルギー協議会」代表理事として、市民発電事業を通じた持
続可能な地域社会の実現にも取り組む。

(著書『市民政治の育て方』2017年11月、大月書店より)

政治学者という肩書で今回のように選挙運動に関わると、対照的な二つの反応に出会います。ひとつは「政治学者なのだから、選挙にも詳しくて、勝てる方法を知っているはずだ」というもの。

残念ながらこれは大いなる誤解です。

もう一つは逆に、「学者のくせに実際の選挙運動に参加するなんて。研究者が客観的な視点を捨てて一方の立場に立ってしまったらおしまいだ」といったもの。もっといえば「あの人は政治学者ではなく政治家になってしまった」などという反応です。

今回の選挙に私が関わったのは、ある意味では成り行きというか、それまでにも地域の様々な市民活動や平和活動に関わっているうちに、自然と巻き込まれてしまったという面もあります。

しかし一方で、政治を研究してきた者として、昨今の危険な政治状況を前にただ分析し評論しているだけでいいのか、政治学者である前に一人の市民であり、新潟というコミュニティの一員として、ここで行動しなければ子どもや孫の世代に申し訳がたたない、という気持ちがありました。

とはいえ、どこまで自分の立場を鮮明にすべきかという迷い、いわば学者という立場と市民という立場のジレンマは、今でも解消されていません。(…)

市民運動が直接選挙に関与して、ときには既存の政党とやりとりしながら候補者を押し出すということは、近年それ程一般的ではありませんでした。選挙は政党の領域、個別の政策について要求するのは市民運動という一定の線引きがなされていたのです。

しかしそこに大きな変化をもたらすきっかけとなったのが、2015年の安全保障関連法案への反対運動でした。(…)

結果的に、私はいま「学問」と「政治」の二つの世界に関わっていますが、結論から言えば、双方にかかわったほうが間違いなく広くものをみることができます。

実際を知らずに机の上で書いている議論は弱い。政治学者こそ実際の政治に参加すべきで、その中で、もまれながら選挙や民主主義について考えた方がいい。

もちろんこれは、政治学を職業とする人に限りません。

だれもかれもが評論家風に政治を語りこれだから政治家は信用できない、政治なんて汚いことばかりだと言って、現実の泥にまみれるような政治の場を避けていると、結局のところ政治は一部の職業政治家の好き勝手にされてしまい、誰も望んでいないような政策を勝手に実行されてしなうかも知れません。

「観客」がどんなに増えても、アクターとして「参加する」市民が増えて行かなければ、民主主義は機能しないのです。

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2018年08月24日

9月16日「有機農業を見に行こう!−いのちの循環「この指とまれ農場」と「すずめ農園」(三重県伊賀市)」

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京都・奈良の県境、三重県の伊賀市周辺は有機農家が多く暮らすところです。その中で「この指とまれ農場」と「すずめ農園」を見に行きます。
 この指とまれ農場では鶏糞で作物を育て、とれた野菜くずを鶏にあたえ、ワラを鶏舎に戻して鶏がかき混ぜ、また鶏糞として田畑に還元。
 すずめ農園では有機農業に包まれて暮らす大本さんの畑を見学します。
 都会とはまるで別世界。ぜひ体験しにきませんか。
 

■募集 40人(先着順) *申込受付は8/13〜9/7
■申込み:使い捨て時代を考える会事務所
 TEL 075-361-0222 FAX 075-361-0251
 Mail:info@tukaisutejidai.com
■参加費(バス代・保険・昼食代)
 大人(一般)2500円  (会員)2000円  
 子ども(小学生以上)1000円
 当日連絡:080-6180-9641(吉永)
※持ち物;お茶など飲み物、歩きやすい靴、少々汚     れても良い服装
※昼食はこの指鶏肉のBBQ・ピザ窯で焼いたピザ (生産者のお米・小麦粉・卵・野菜使用) ※雨天決行
                
     スケジュール ※予定・雨天決行
8:50  集合京都駅(八条口貸切バス乗降口集合・
                 AVANTI前)
9:00  出発
11:00  到着  すずめ農園見学
12:00  この指とまれ農場(三重県伊賀市白樫5165)で昼食と交流  
     この指鶏肉BBQとこの指小麦粉ピザ 
13:30  この指とまれ農場鶏舎見学
14:00 この指とまれ農場田畑見学 
15:00  出発
17:00 京都駅解散予定       

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【感想】 (有機農業推進委員会 南村多津恵)
畑・田んぼ見学ツアー 有機農業を全身で満喫!

 9月16日(日)、「畑・田んぼ見学ツアー」の第2回、「有機農業を見に行こう!−いのちの循環『この指とまれ農場』」と『「すずめ農園』」に参加しました。

 安全農産供給センターから皆さんの手元に毎週届く食べものの生産地を訪れるツアー。今回の行き先は三重県伊賀市です。約30名が京都駅に集合して、大型バスで出かけました。

 バスの中で会のめざすものなどの話を聞きつつ、まずは野菜の生産者の「すずめ農園」さんへ。こちらで頑張られている大本佳世さんが出迎えてくれました。「ファーマーズ☆メッセージ」にイラストを描いているのはこのお方。約4000坪(たぶん)の農園で日々の作業をこなされているのは、なんと大本さんの女手一つとのこと!

 ご案内いただきながら、猛暑、台風、長雨で畑はさんざんだとお聞きしました。暑さに弱ったピーマンは秋口の回復を期待していたのに台風と長雨で葉が落ち病気になってしまったとのこと。台風でハウスはすべてビニールが飛んでしまい、その後も水浸しがひどく種を蒔くのも苦労だそうです。イノシシの荒らした跡もそこら中にありました。

 農業にやっと慣れコツがつかめてきたと思っても、毎年初めてのことが襲いかかってくるので難しいと言われ、にこやかな笑顔の向こうに苦労が偲ばれました。大きな被害の中、来週はミニカボチャを会員の皆さんの手元に届けてくださるそうです。

 続いて、会の農場である「この指とまれ農場」へ移動し、お待ちかねのお昼ごはんです。この指とまれ農場では、農場スタッフと会員の手作りピザ釜で、ウェルカムピザを焼いてツアー参加者を待っていてくれました。新しくかまども作られていて、おこげのできた炊きたてご飯も準備万端。

 さっそくピザとバーベキュー、産みたて卵かけご飯で昼食。すべてここで採れた食材ばかりとは、信じられない贅沢です。しばし何もかも忘れて食べることに熱中。

 満足いったところで、この指とまれ農場のスタッフ、中井さんが農場の概要やこれからの夢など話してくれました。みんながお昼をご馳走になったこの場所は2年前まで何もなかった雑草地。そこに会員が山から切り出してきた木を、自分たちで皮むきし、建物を建てたのだそうです。

 もう一人のスタッフ、鈴木さんに鶏小屋を案内していただきました。一般的なブロイラーは輸入トウモロコシ(もちろん遺伝子組み換え不分別)と魚粉を混ぜた二種混合飼料を与えられますが、地域循環をめざすここでは、くず米、米ぬか等の発酵資材、青草などの地元で調達したものが鶏の餌。卵の黄身のきれいな薄いレモンイエローは青草の色なのだそうです。

 平飼いの風通しがよい広い鶏小屋には嫌な臭いはまったくなし。環境と食べものがよいせいでしょうか、鶏たちは元気で情緒が安定している感じ。子どもたちと卵ひろいをしましたが、鶏は皆フレンドリーで、おとなしく、かわいらしい。土の床に積もっていく鶏の糞は、鶏が出荷され鶏舎が空く2年後には質のいい肥料に変身しているとのこと。

 それから、3種類が植わっている里芋畑をご案内いただきました。今夏は雨不足のため夏の間は背丈が通常の半分ぐらいにしかならず、雑草がはびこり草取りが大変だったとか。台湾から研修に来られた若者に3日間えんえん草取りをやらせたと……(鬼!)。この雨でやっと育ってきたので来週から会員の皆さんの手元にずいきが届き始めるそうです。

 最後に田んぼを見学しました。こちらも草取りの手が足りなかったそうで、大きな田んぼにヒエがいっぱい生えてしまってました。今年は田植えの時期が遅れたため、稲刈りの時期も後ろ倒し。今度の田んぼ体験日、みんなの小さい田んぼの稲刈りが終わったら、引き続き会員家族にヒエ取りをしてもらうとの魂胆だそうです。

 参加者の中には、子どもが小さい頃は付き合ってくれたんだけどねーとお一人で来られた長年の会員が何人かいらっしゃいました。会の活動には皆さん心を寄せてらして、ニュースを読んでいるだけではふうんという感じになってしまうけど、実際に足を運んで、見てみたら、そういうことなのかとやっとわかるわねと。それってすごく大事な感覚だと思いました。

 援農(縁農)や体験の機会はたくさんあるから、ぜひ来てください、体験することにより、「商品」から「食べもの」になります、と鈴木さんは言われました。広い広い、みんなの夢がいっぱいに詰まった「この指とまれ農場」、人手はいつでも大歓迎だそうなので、みんなで手伝いに行って、いのちを体中で感じたいですね。

 スタッフの皆さん、お世話になりました。素敵な機会をありがとうございました。


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7月22日「最新!アメリカの有機農業事情 アメリカ食と農の光と影、人々のオルタナティブへの実践」

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最新!アメリカの有機農業事情

2018年2月にアメリカカリフォルニア州の有機 農家や食と農NGOを視察した山本奈美さんと近藤千嘉さんに
アメリカのCSA( 消費者と生産者がつながるアメリカの有機農業提携運動 )の現在やそれをとりまく環境の
現在を報告してもらいます。

■講師: 国内外の「オルタナティブ・フード・ネットワーク」の研究と実践

近藤千嘉さん (京都大学修士課程・アメリカからの留学生)
山本奈美さん (有機農家・京都大学博士課程)


レクチャー感想:山本奈美(講師)

「一つの国」と言い切ることは困難で、こと、食と農に関しては「両極端」が存在する国、米国。

その米国の中でも特異な土地とされる、カリフォルニアの食と農関連の取り組みを、彼の地で生まれ育った日系米国人である近藤さんと一緒に訪ねる旅は、刺激的であり、深く考えさせられるものでした。

そもそも、私はかなり「南から目線」で米国を見つめていました。

ラテンアメリカ文化にあこがれた約1/4世紀前、初めての海外であるメキシコの大地に足を踏み入れてからというもの、「米国」という国をラテンアメリカの人々の目線やフィルターを通して見ていたからです。

「メキシコの不幸は、神からあまりにも遠く、米国からあまりにも近いことだ」
という有名な格言が示すように、メキシコを含むラテンアメリカの国々は北の大国の介入を陰に陽に受け続けてきました。

少なくない人々が反感を覚える傍ら、数多くの人々が「よりよい暮らし」が望めると期待して目指す大地。

もちろん、移住したからといって決して豊かな暮らしが保障されているわけではありません。

トランプ大統領の「国境線に沿って壁を作って不法移民を防ぐ」(3200qにも及ぶ山川砂漠の土地であり、私有地もあることから非現実的であると指摘されていますが)という言説が批判されつつもある一定の支持を受けていることに見られるように、移民に対する風当たりは近年さらに厳しい。

その一方で、そのような状況下の不法移住者は格安賃金の労働者として重宝されており、彼らがいないと農場経営(特にオーガニック農場は)が成り立たない、という指摘もあります。

さらに、不法移住者を含む低所得者層は、加工食品や清涼飲料水の良い顧客でもあるという事実。

低所得者層への食費援助というスキームへは国家予算が莫大に投入されていますが、彼らが補助金を使って購入するのは新鮮な野菜ではなく、大規模モノカルチャーの遺伝子組み換えコーンや大豆などでできている加工食品や清涼飲料水などであることが多く、一握りの工業的食品産業にその利益が吸い上げられていくというメカニズム。

「オーガニック」が流行っていて、どこでも(それこそコストコでも)お手頃価格で手に入るというものの、それらオーガニック農産物は実は、大規模工業的農業を営む大企業が、農地の一角をオーガニックで運営、使う機械も栽培方法も同じであるが、ただ、インプット(種や肥料、農薬など)が「オーガニック仕様」であるのみであるという状況。

このような食と農をめぐる現実を知れば知るほど、「個人の力ではどうしようもないかも。。。」と打ちひしがれてやる気も何もなくなってしまいそうですが、何とかオルタナティブの構築を模索する多様な取り組みが織りなす、力強いフードムーブメントが起こっているのもまた米国のすごいなぁ、と思える一面でした。

小規模多品目の家族経営のオーガニック農業で、おいしくて健康にも環境にも良い食べものを生産し、作り手・食べ手・環境の「三方よし」のビジネスモデルを模索して試行錯誤する人々(これは本当に興味深かった)。

子どもたちや若者の食と農の教育に力を注ぐ取り組み、貧困層と富裕層の間における「食の二分化」解消に向けた取り組みに力を注ぐ人々。

マイノリティ農家が小規模オーガニック農業を始めるための手厚い支援プログラム。

米国で生まれ育った国籍もアイデンティティも米国人でも、自分たちの両親の出身国での食文化を取り戻す活動をする人々。

「De-colonizing food(食の「脱」植民地化)」というキーワードのもと、自分たちの食、農、健康がいかに「一握りの人々の利益のために支配(植民地化)」されているのか、という現実を真正面から見つめ、そこからの脱却を目指して、自分たちの食のルーツを取り戻す活動を展開する人々。

決定的だったのは、不法移民という不安定な滞在資格の上、マイノリティ、女性、乳飲み子も含めた子ども4人を抱えたシングルマザー、という、この上ない不利な状況にも関わらずオーガニック農場を起業し、CSAで人々に安全な野菜を提供していたメキシコ人女性のマリアさんとの出会いでした。


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 私たちが訪ねたのは3月上旬、アブラナ科の野菜が一斉に菜の花をつけている畑を案内してくれて、「売り物にならない。」と肩を落とすも、「菜の花、アジア系が大好きだよ。高値で買ってくれるよ!」と近藤さんと私で食べてみせると、「次のファーマーズマーケットで売るよー!」と大喜びしてくれました。

働いて、働いて、働きづくめだった。子どもたちにも負担をかけた。でもオーガニックで小規模だからこそ、4人の子どもたちを育てることができた。その子どもたちは、この農場で仕事を得て、孫たちと時間を過ごすことができている。孫が海外へ修学旅行へ行く費用だって出せた。そんな仕事を一歩一歩積み上げてきたことを誇りに思っている。」と語ってくれた彼女は、「もうメキシコに帰るつもりはない。家族が暮らす、ここが私の終の棲家」と笑います。

滞在許可はもちろん、有効なパスポートもないままだなんて、思えないほど力強かった笑顔が、今も心に残っています。

 短かったカリフォルニア訪問ではあるが、多様で多彩、クリエイティブかつ真剣、そして愉快な人々に出会い、語り合い、笑い合い、多くを学ぶ旅でした。

おいしいものを分かち合うことが根幹にある運動は、「美味」しくて「愉しい」ものだとフードアクティビストであり研究者でもあるラージ・パテルが言ったように、おいしいものは絶望してしまいそうな現実にも立ち向かう力を備えているようにも思えてきます。

もちろん、理想的でパーフェクトな取り組みが存在していたわけでは決してないのですが、こんなに逆風が強い中、力強く地に足つけて食と農のオルタナティブを実践する人々とその取り組みについて、少しでも共有できる会になったのだとしたら、とてもうれしく思います。

レクチャー感想(近藤千嘉)

私が日本に来て早一年が立ちました。先月の学習会では、「アメリカの食と農の光と影、人々のオルタナティブへの挑戦」を発表をさせていただき、「使い捨て時代を考える会」に感謝の気持ちでいっぱいです。

誠にありがとうございました。

アメリカの社会問題、特に制度的な人種差別主義については英語でも説明をするのが難しく、日本語で発表でする自信はなかったのですが、今回の学習会でいい経験をさせていただきました。

実は、大学時代から自分の両親にも、このテーマについて具体的に日本語で説明が上手く出来ず、そのことが日本語の勉強を始めるきっかけになりました。

アメリカによる貧富差と人種差別主義の歴史に基づいて、アメリカの食と農に関する問題や挑戦は奥深く、背景も日本と違うところがあります。

しかし、アメリカでも、「使い捨て時代を考える会」でも、人々のオルタナティブな模索目的は似ていると思います。

最終的なヴィジョンが同じでも、たどり着く道はそれぞれの場所や人々によって、変わっていくべきだと思います。

例えば、「使い捨て時代を考える会」が指導している活動は、周りの生産者と会員さんの悩みや希望を聞きながら、お互いに協力して、みんなに合うようなオルタナティブを作っていると思います。

カリフォルニアでも、同じような活動をしている団体や小規模な生産者は存在しています。

そこで周りの人と一緒に相談しながら、そのコミュニティに適したオルタナティブを作って行くことが理想的だと思います。

現在、グロバール化がますます進んでいて、世界中どこに行っても同じ物が販売されて簡単に手に入ることができます。

例えば、、スターバックス、マクドナルド、コカコーラなどです。やはり、食と農に関するオルタナティブはグロバール化の方向に進んでいって欲しくはないと思います。

 世界中で頑張っている小規模農家たちが、それぞれ横のつながりを大切にし、情報交換をして連携を深めてもっとオルタナティブへの挑戦をしていってもらえることが理想です。

これからも、みなさんから色々と学びたいと思っていますので、よろしくお願いいたします。


■会 場:パタゴニア京都 3F イベントルーム
■日 時:2018 年7月22日(日) 13:30〜15:30
■主 催:NPO法人使い捨て時代を考える会/ 安全農産供給センター
■共 催:日本有機農業研究会
■問合・申込み:TEL 075-361-0222 FAX 075-361-0251   email : info@tukaisutejidai.com
※事前申し込み歓迎・でも飛び込みもOK・お子さん連れ歓迎
■参加費:会員500円 一般1000円(学生500円)

講師紹介
■山本奈美さん
 国内外のNGOのスタッフとして世界を駆け巡り、訪れた国・都市は世界45カ国以上、70都市以上。主なフィールドはラテンアメリカ。ポジティブで多様な文化に魅せられつつも、目の当たりにした貧富の格差に愕然とし、私にできることは何かと考えるため、オランダの大学院(Institute of Social Studies)に入り、開発学を専攻しました。簡単にいうと、「貧困になる原因」を探り、「貧困をなくす」ための手法などについて学ぶ学問です。世界中の学友たちと共に「貧しさとは」「豊かさとは」について考えた学生生活を送りました。
 その末にたどり着いた「豊かさ」とは、土から食卓までの道のりが見える食べものを、大切な人といただくことにあるのではないか、と思うようになりました。子どもたちとともに土と近い暮らしをしたいと京都の山間地(京北)へ移住、「耕し歌ふぁーむ」という屋号で小さな小さな農場を家族で運営していいます。「里山のめぐみを畑から食卓へ」をコンセプトに、お米やお野菜を「里山のおすそわけ定期便」という名前で消費者の方々にお届けしています。
 また最近、畑の野菜をおいしく食べるのが大好きなお母ちゃん5人でケータリングユニット「にじいろごはん」を立ち上げました。「食べてくれる人のココロもカラダもキラキラにじいろに、その結果、お山もにじいろに」をコンセプトに、マイ畑を中心にどさっととれる旬のお野菜を、瓶詰、お弁当、おやつ、発酵食、ケータリングなどぼちぼち展開予定です。
 2017年から京都大学大学院農学研究科の博士課程にて、国内外の「オルタナティブ・フード・ネットワーク」を中心に研究をはじめたばかり。「考えて発信して作って食べる小さな農家」を目指しています。

■近藤千嘉さん

 アメリカ、カリフォルニア育ちの日系アメリカ人です。カリフォルニア大学バークレー校において、生物資源学部社会環境学科と人文学部政治学科の学士号を取得しました。大学4年生の時に、アメリカ合衆国農務省によるマイノリティーの農場経営者(黒人、ラテン系、ネイティブアメリカン、女性農業従事者)への長年にわたる差別関係について卒論を執筆しました。卒業後3年間、フードデザート(食の砂漠)地域であるニューオリンズで、マイノリティーの若い農業従事者グループ(14〜22歳)と共にユース農業共同組合を一から立ち上げ、そこで食と農の教育を担当していました。彼ら自身が作る組合を発展させるため、新鮮で安心安全な野菜を栽培して、更に、地域の近隣住民に活動の意義を広める運動を支援してきました。2017年から京都大学大学院農学研究科の修士課程にて、女性の新規就農においての実情を調査し、カリフォルニアと日本との違いを比較して論文を書きたいと思っています。
posted by 使い捨て時代を考える会 at 14:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 事務所