2018年09月21日

脱原発カフェ:10月14日原発の現実と生活を問うー北海道地震に学んで

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 コーディネーター:槌田劭    
 ゲストスピーカー:松久寛( 縮小社会研究会理事長・京大名誉教授)


  参加費無料 

 日本はどうなってしまったのでしょうか。自然災害は次々と襲っています。集中豪雨、台風、そして大地震。全国各地に洪水、土砂崩れ…。南から北まで、大きな災害が起こり、被災者の皆さんの苦難が思いやられます。

 追い打ちをかけるように、台風・豪雨のあとに大地震が他起動を襲い大規模な山崩れが広域に発生し、、多くの生命が奪われました。心痛い事です。その上、北海道全域がすべての電源が喪失するブラックアウト″が発生しました。電力の供給が失われる事態は日常性だけでなく、原発の大事故を誘発しかねないなど、社会的経済的大問題なのです。事実、泊原発停止中にもかかわらず、発熱し続ける使用済み核燃料を冷却できないと大変だと今回も大慌てでした!

 何故こんなことになるのでしょうか?

 利潤追求至上、金主主義経済の故です。問われているのは利潤追求至上の金主主義社会の故です。「おおきいことはいいことだ」と巨大設備に依存する社会と生活を足元から考え直す必要があります。
 今回はゲストスピーカとして松久寛さん(縮小社会研究会理事長京大名誉教授)をお招きし、話題提供をいただきます。

■会 場:パタゴニア京都 3F イベントルーム       
■日 時:2018 年10月14日(日) 13:30〜15:30
■主 催:NPO法人使い捨て時代を考える会
     安全農産供給センター
■共 催:日本有機農業研究会
■問合・申込み:TEL 075-361-0222 FAX 075-361-0251
        email : info@tukaisutejidai.com
※事前申し込み歓迎・でも飛び込みもOK・お子さん連れ歓迎
■参加費:無料

松久寛
1947年大阪府生まれ。工学博士。京都大学名誉教授。1970年京都大学工学部卒業。72年米国ジョージア工科大学工学部卒業、76年京都大学工学部研究科大学院博士課程単位取得退学。同年より京都大学で機械工学、とくに振動工学の研究に従事。2012年3月京都大学を定年退職。また、1973年より京都大学安全センターを設立し、公害や労働災害の支援活動に従事。2008年に縮小社会研究会を設立。編著に『振動工学の基礎』(森北出版)『縮小社会への道』(日刊工業新聞社)、『衰退する現代社会の危機』(日刊工業新聞社)『楽しい縮小社会』(ちくま新書)がある。


【報告】脱原発カフェ「原発の現実と生活を問う」
 瀧川恵子
縮小社会研究をされている松久寛先生のご講演をお聞きしました。槌田先生からは電力をめぐる最近の話題が示されました。ご講演のあと、意見交換が行われました。

年々進化(?)する便利な家製品に囲まれ、蛇口からは随時きれいな水が出、電気・ガスも何不自由なく使えている私たちの日常ですが、この夏近畿地方を襲った大地震・大雨・巨大台風は実際にはこれらライフラインがとても脆弱なことを見せつけました。

被害を受けた方々は大変なご不自由を体験されました。停電で困ったことなどの具体例を聞かせてもらい、当たり前と思っている生活を見直すヒントを頂きました。

また北海道胆振地方の大地震では北海道全域が停電して復旧に長い時間を要しましたが、これが私たちの暮らすエリアで起こったらどうなるのでしょうか?なぜこういう事態が起こったのか?以下先生のお話を中心に感想等を交えて・・・

元凶は企業の利益が上がればいい、という企業のもうけ第一主義にある、ということ。停電リスクを回避するためはエリアを分ければいいが、大きな発電所で一括発電し、広域に配電するほうが企業にとって効率よく利益が上がるのでそうはしてこなかった。
電気は需要供給が一致しなければならず、保存が難しい。バッテリーで蓄電するよりも小型発電機で発電するほうが安い。自家発電装置を持っている企業や病院などある。北海道でも今回それで助かった企業がある。

また天変地異には地震・台風・火山噴火のほかに太陽風の問題がある。太陽風はとても強い電磁波を放出し電気機器をコントロール不能にしてしまう。今この社会で起これば大変なことになる。2012年にはあわや1週間違いでニアミスがあったとは!これは知らない人が多かったです。知らせてこなかったのか?

またしても人間がコントロールできない恐るべき自然現象!人間の手に負えない原発の存在を絶対許してはダメだと思いました。

科学技術の進歩と言ってもできないこともある。量的な成長ではなく人やものを大切にする縮小社会を目指そう。広告会社の浪費PRに載せられないようにしよう。

自立、そして助け合いで安心・安全の暮らしができる。これは家族や地域だけでなく外国との関係も同じ。国内でも、またアジア地域でも電力の融通をしあえるようにならないか?

停電を経験した方からは、「冷凍庫に保冷剤常備が役に立った。/ 太陽光発電のランタンが役に立った。/給水タンクにレバーがない(ボタンだけの)トイレは使えなかった。/ 自家発電で情報(携帯・電話・テレビ)を確保できた。」など貴重なお話がありました。

意見交換では、エネルギーの地産地消、送配電システム、送配電の自由化を、ゴミ焼却の熱を利用した発電、家庭で出来る発電、など様々な視点から意見や疑問が出され、自分に何ができるか、今後どういう運動をしていけばいいのか・・、話は尽きませんでした。
posted by 使い捨て時代を考える会 at 18:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 事務所
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